伝建地区の保存への取り組み(修景)
伝統的建造物以外の建造物の修景
地区内では、毎年計画的に伝統的建造物の修理が進められています。また、同時に伝統的建造物以外の建造物の新築や増改築に際しても、保存活用計画に定められた基準に従って、周囲の伝統的建造物と調和するように工事が進められ、これを「修景」と言います。
これら修理・修景工事においては、建造物の所有者と設計者、施工者、行政担当者が事前に十分な話し合いをしながら、工事の計画を立てます。工事はその形式や意匠、工法、材料等を十分に検討して、伝統的建造物の場合は文化財建造物としての価値を維持・回復するように、伝統的建造物以外の建造物は、地区の歴史的風致と調和するように計画することが求められます。これらの計画においては同時に構造補強や防火性能の向上なども行います。
修景事例(比較:左/修理前 右/修理後)
島根県 大田市大森銀山
長野県 塩尻市奈良井
山口県 柳井市古市金屋
島根県 大田市温泉津
長野県 塩尻市木曾平沢
長野県 塩尻市木曾平沢
長野県 塩尻市奈良井
佐賀県 嬉野市塩田津
岐阜県 高山市下二之町大新町
宮崎県 日向市美々津
岡山県 津山市城東