伝建地区の保存への取り組み(防災)
伝建地区内の防災施設等の整備
保存地区においては、袖卯建や土蔵造り、火除け地や防風林、用水路など地区の建造物や環境に備えられた防災に対する備えや地区のコミュニティーの力など、地区がこれまで培ってきた防災機能の充実を図ることが大切です。
しかしながら、伝建地区の多くは木造家屋の密集する地区であり、これらがそのまま地区住民の生活の場でもあります。
このため、火災や地震、風水害などの災害から地区を守るため、地区ごとに策定された防災計画に基づいて、防火水槽、消火栓、自動火災報知器の設置や防災センター、防災広場の整備などが重点的に進められます。
防災事例
小型消火栓の設置(京都府 京都市嵯峨鳥居本)
避難室と防火水槽を備えた防災施設(福岡県うきは市筑後吉井)
埋設式簡易型屋外消火栓と内部の消火栓弁(埼玉県 川越市川越)
簡易操作性1号消火栓を備えた木製収納箱(佐賀県 鹿島市浜庄津町浜金屋町)
50mm消火栓とホース等収納箱の設置(岐阜県 高山市下二之町大新町)
経年により植生される法面保護ネット(新潟県 佐渡市宿根木)
佐賀県 鹿島市浜庄津町浜金屋町
福岡県 八女市八女福島
3~4件の家屋でグループ形成した無線連動型の自動火災報知システム(石川県 金沢市東山ひがし・主計町)
歴史的景観に配慮した易操作性1号消火栓(福岡県 朝倉市秋月)
放水銃(秋田県 仙北市角館)