伝建地区の保存への取り組み(環境)
伝建地区内の環境整備
保存地区内の道路や水路、駐車場などのオープンスペースは、地区の生活環境として欠かせないものであると同時に、伝統的建造物群と一体をなして地区の歴史的風致を形づくる重要な要素です。
このため、その整備にあたっては、交通や安全などの問題に配慮しながら、安易な既製品の適用や標準仕様の採用による整備ではなく、保存活用計画の方針に従い、地区の歴史的風致と調和した独自の方法の検討に基づいた道路、街灯、公園等の基盤施設の整備を進めることが求められています。
また、これらには来訪者の為の案内板や説明板などのサイン整備も含まれます。
環境整備事例
電線類地中化、路面高の回復(奈良県 橿原市今井町)
電線類地中化、路面、側溝整備(岐阜県 美濃市美濃町)
電線類地中化、歩道石張、街路灯付替(埼玉県 川越市川越)
保存地区を望む位置に設置された説明版(群馬県 六合村赤岩)
伝建地区の入口に設置された説明板(兵庫県 豊岡市出石)
伝建地区内に設置された説明板(福岡県 八女市黒木)
伝建地区内に設置された説明板および施設案内看板(石川県 輪島市黒島地区)
伝建地区の入口に設置された案内板(愛知県 豊田市足助)
電線類の地中埋設(群馬県 中之条町六合赤岩)
道路の美装化(岡山県 高梁市吹屋 左/実施前、右/実施後)
電線類の地中化(福岡県 うきは市筑後吉井)